マカオ
10時30分頃起きる。
なんも気にする事がないっていいなぁ特にやらなければいけない事もないし
この開放感たまらんなぁ
とりあえず窓を開けて小声で叫ぶ
10分くらいボーッとする。
なにしようかな、、
よっしゃマカオいこ
ということでマカオへ行ってきました
まずフェリーの乗り方から調べなくては。
僕がいるところはチムシャーツイなので街の名前は九龍、九龍の China Hong Kong city という見た目はショッピングモールみたいな感じ。
ここからマカオ行きフェリーがでてるみたい。
2階に上がると赤い色の看板でターボジェットというフェリー会社のチケット売り場が2.3箇所ある。
どこも値段一緒だろと思って最初に見つけたところで買ったら片道で164香港ドル。あとあと見回したら一番安い所は150香港ドルで片道チケット出してるみたい。
14香港ドル違うってのは大きいよね、マックでポテトのMサイズ頼めるもん
チケット買ったらすぐにフェリー出発ゲートを潜り、チケットに座席シートの番号シールを張ってもらう
そこから出国審査を受けるんだけど
香港入国時に記入した香港入国カードがいるみたいでそれを忘れてしまった。
出国審査の部屋の両端に香港入国カードとボールペンがあったから、それでまた記入してなんとか無事フェリーに乗ることができた。
序盤結構揺れが激しくて、船酔いしました。
多分広島県の宮島行きフェリーと同じくらいの揺れ感覚(分かりにくいとは思いますが)
マカオ到着
フェリーターミナルでてすぐのところに發財車というカジノ専用のバスに乗ってみる事にした
料金は無料
色も黄、緑、黒、赤、いろんな色があったけど適当に選んで緑に乗ることにした。
どこにつくかもわかりません
マカオタワー
カジノついてからはまず両替しようと思った。
香港ドル→マカオパタカ
カジノに入ろうとするやいなやIDチェックを求められ門前払いされてしまった。
これじゃ手持ち金は香港ドルだけだしマカオという街で1人一文無しやないかい!
はやく両替所を探さなければ。
お腹は空くし歩けど歩けど両替所は見つからない
異国の地で空腹感に押しつぶされそうになり途方に暮れていた頃、、、
我等がマクドナルドを発見!!!
値段表記を見てみると$
お、お、お、これは?
もしかして
とりあえず入ってみる
注文を済まし
何食わぬ顔で当たり前じゃろみたいな感じで香港ドルを出してみる
ドキドキ
普通に使えるんかい笑
知らん俺が悪いけど
でもマカオのマックではfreeWi-Fiはどこもとんでませんでした。
マックで空腹を満たし外に出てマカオの世界遺産が密集している地区の中心部セドナ広場を探しにまた歩き始める
案外近くにあった
たまたま音楽LIVEやっててポルトガル人が大熱唱していた
言葉の意味は全くわからないけど凄いアップテンポでずっと聴いていられる。
音楽てやっぱり凄いなぁ。
世界遺産もパシャリ
いい感じにポルトガルのLIVEmusicがセドナ広場全体に響き渡り歩いてるだけでも凄く心地良い。たまらんなぁ、ってずっと呟きながら歩いてた。
日も暮れて完全に真っ暗になった20時半頃帰ろうと思った。
マカオフェリーターミナルまでは歩いて20~30分もあれば歩いて帰れるみたい。
距離でいうと3㎞もないらしいし。
最終便の22時30分発のフェリーに乗れればいいやぐらいの軽い感じにおもっていた。あと2時間もあるんだしちょっと迷ってもなんとかなるっしょって。
公園にあったマップの写真を撮り歩き始める。
香港SIMカードのままだったので、マカオではスマホが使えない。コンパスを頼りにひたすら東方面へ歩く
30分経過
1時間経過
次第に焦りはじめ
おいこれどこや?!
あっとんかこれ?
おい、どーなっとんや!
ぶつぶつぶつぶつ独り言だけが増してゆく。
とりあえず道聞こう。よしそうしよう。
警察に、聞いてみると、ここを右に行ってひたすら真っ直ぐだ。
一応念のためもう一人聞いとこうと思い尋ねてみた
すると道を尋ねた人はお前が今歩いてきた道をもどって右に曲がれと
どゆことじゃい
念のためもう一人
確かこの道をひたすら真っ直ぐよ
どゆことじゃい
もう自分がどこでどのように歩いているかなんてわからなくて少々パニクっていた。
Googleマップで位置情報だけでも確認したい、でもそれができない
位置情報確認
位置情報確認
落ち着け
落ち着くんだ
頭の中はもはや目的地であるフェリーターミナルではなく、一旦自分の訳わからんくなったテンションを落ち着かせる為に 位置情報確認 気がつけばこの6文字を頭の中でひたすら連呼していた。
道に通りがかったおっさんに、Googleマップつかわしてくれ!
日本語で頼んでみた。
、、、、
もちろん伝わるはずもない。
もうマカオで道聞きやって軽く20人くらいはさばいている。
聞けども聞けども返ってくるのは求めてたのと違う答え。
てか、はなからマカオに到着する前に情報を頭の中に入れてなかったおれが悪い。
そりゃそーだ。そーよ。
明日があるさ。明日帰ればいいや。
今日はマカオのその辺にあるベンチで寝る覚悟をきめた。
時間も21時50分
ベンチを探していると
ホテルからホテル清掃の仕事(推測)を終えたであろう、おばちゃんが慌てた様子で出てきた。
最後聞いてみよ。
マカオフェリーターミナル行きたいんですけど
訪ねると
ここのバス停で待ってなさい
A3て表記のバスが来るからそれに乗りなさいと
いやおばちゃんおれは歩きしか帰る手段ないんだ、パタカ持ってないからさ
すると、おばちゃんはカバンの中からおもむろに財布を取り出しバスの運賃である3.2パタカの硬貨をおれの手の平に、そっとおいてくれた
それじゃ香港ドルをっ
僕がおばちゃんに香港ドルを渡そうとした瞬間に、いいのいいのっていうジェスチャーをしながら向かい側のバス停へ走り去っていった。
ありがとうおばちゃん。ほんまにありがとう。
向かい側のバス停から、おばちゃんがずっーと『マータウ』『マータウ』と、こっち見ながら話しかけてくる
多分マカオのどっかの地名の事を仰っているのであろう。
おれも『マータウ』『マータウ』って大きな声で言い返したら
おばちゃんが、ドヤ顔でグーサインをむき出しにした。
おれもそのおばちゃんの、姿を見てドヤ顔でグゥーサインを返した。
おばちゃんは先にバスに乗って帰ってしまったのだが顔が見えなくなる最後までドヤ顔でグゥーサインをおれに送ってくれていた。
ありがとう。心からそう思った。
おれも送り返した。
おばちゃんのバスがいってからすぐA3のバスが来て、フェリーターミナルに着いたのは10時20分だった。
あのおばちゃんと会っていなかったらおれは今頃マカオのその辺のベンチで眠っていたのだろう。
そう思うと、ほんとに感謝の気持ちしかなかった。シェイシェイ
〈香港、マカオのまとめ〉
100万ドルの夜景よりマカオの世界遺産やカジノより3.2パタカの谢谢